「夜這い」



BY 槻也












「あれは・・・ユースタス屋・・・」




シャボンディ諸島から程近い小さな島で、ローはキッドの姿を遠目に見つけた。
部下を引き連れ、相変わらず傍若無人に振る舞っている姿にため息をつく。

「相変わらずだな。」

そのまま気配を消し、ローは後を付けた。




キッド達は隠し港に停泊していた

「ふーん・・・」

しばらく船の中が騒がしかったが、夜更けに静まりかえったのを見計らい
ローはキッドの海賊船に侵入した。
むしろ堂々と船内を歩き、キッドの寝室へ入る。



真っ暗な室内に窓から月明かりが入る。
ギシッと微かに床の軋む音がした瞬間、キッドが大きく跳ね起きた。

「誰だ・・・?」
「・・・」
「ん?トラファルガー・・?」
「チッ、バレちまったか。」
「そこで何してる。」
「・・・夜這い。」

キッドが怪訝そうな顔で睨む。
ちょっと悪ふざけが過ぎたなと苦笑するローの手を、突然キッドが掴み捕らえた。

「まさか、もう帰らねェよな?」
「・・・帰る。」

「ちゃんと最後まで夜這いしてけよ。」

そのままローの手を引き、よろけて倒れ込む体を広い胸で抱きとめた。
細身のローとは対照的な筋肉質な体と耳障りの良い低い声に、一瞬抵抗を忘れる。

「俺に、会いたかったのか?」
「はぁ?自惚れるな・・」

押しのけようとするローの顎を、キッドの手が掴み自分に向かせ唇を重ねる。身動ぐ
ローの腰をキッドはしっかりと引き寄せ、口唇の間から舌を侵入させてきた。

「・・んぅ・・・」

舌を絡め取られ、クチュクチュと音を立てて吸われ、ローは力が抜けたように身を任せる。






本当は・・・会いたかった。







ローは服を脱がされ、キッドのベッドに寝かされる。

自分に向けられた高揚したキッドの眼差しは、普段とは違う“雄の顔”だった。
月明かりを浴びて浮かび上がるキッドの表情にローは欲情する。

「もう勃ってるじゃねェか」

全裸にされたローの中心ですでにペニスが反り返っている。

「うるせェ・・・さっさとしろよ・・・」
「焦るなよ。」

ベッドサイドの引き出しから、透明な液体の入ったボトルを出し手に取ると
ローの脚を左右に大き開き、M字に開脚させる
キッドの筋張った大きな手がローのペニスを捕らえ上下に扱いた。

ぬめった手が緩急をつけながら動くたび、ローの腰が自然と揺れる。

「・・・ふっ・・・んぁあっ・・・」

時折先端に爪を立てられると、ビクッと身を捩って嬌声を漏らす。先端から先走りが
溢れ、アナルまで伝っていた。
ペニスを扱かれると同時に胸の突起にも舌が這い、転がされ歯を立てられるとゾクリと
背筋を快感が走り、更に下半身を敏感にする。

「んぁ・・・あぁぁ・・・ぅん・・・」
「まだイクなよ。」

クチュクチュと先走りで濡れたペニスが卑猥な音を増し、ローはシーツに爪を立て悶えた。

「ユー・・・ス・・・タス・・や・・・」

限界の近いローの秘部をキッドの指が犯す。

「やっ・・ぃや・・だ・・あぁ・・ん」
「もうトロトロじゃねェか?」
「掻き・・まわ・・・すな・・・」

ペニスとアナルを同時に刺激され、ガクガクと腰が揺れもっと強い刺激を求める。
キッドの指が段階的に増やされ、入り口を解しながら内壁を掻き回した。

「ココだろ?お前のイイ所は。」

最も敏感なソコを指でグイグイと押されローは止め処なく喘ぐ。
前立腺を抉られる度、漏らしそうな程の快楽に襲われ頭を振り乱して必死に耐えた。

「ひぃ・・あぁぁ・・あっ・・・あっ・・んぅ・・」
「自分で腰を振るほど気持ち良いのか?」
「もう・・・だめ・・だ・・ユース・・・タス・・・」

ローの反応に満足そうに笑ったキッドは、指を引き抜き足を抱え上げた。

「ひぃあっ・・・」
「自分から来たんだ。しっかり味わって行けよ。」

アナルにキッドのペニスが宛がわれ、ローはピクッと体を強張らせ次に来る圧迫感に
身構える。しかしローの予想に反し、キッドのペニスの侵入にローの体は歓喜した。
大した圧迫感は感じず、内壁を抉るカリ首にゾクゾクと戦慄く。

「あぁっ・・・あうん・・・ぅ・・・」
「キュウキュウ締め付けてくるな。」
「そこ・・・だめ・・だ・・・」
「動くぞ。」

必死にキッドに掴まり、ローは腰を打ちつけられる振動と内壁を掻き回される快楽に
嬌声を上げ翻弄された。

「んっ・・・あっ・・あっ・・あぁ・・あぁ・・・ん・・・」
「可愛いぜ・・トラファルガー。」
「やめ・・・よ・・けいな・・と・・・言うな・・・」
「中に出すぞ。」

キッドがローの中で大きく爆ぜて射精すると同時に、ローもキッドの腹に白濁した
粘液をまき散らし達した。

「朝までたっぷり抱いてやる。」

ローの中でキッドのペニスは存在を主張したまま再び最奥を突いた。











夜も明け始めた頃、ローはすでにキッドの船を離れていた。
少しよろけながら誰も居ない港を歩く。

「・・・やりすぎたな・・・」

軽く腰を叩きながらローは帰路に着いた。





END



ベッタベタな展開のキドロでした。
エロもソフトだし・・・
次は濃いめ?

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送