「船長補給」




BY 槻也











「しかし・・・船長・・・」
「心配するな、俺を信じて待っていろ。」
「・・・でも」
「ペンギン、後はお前に任せる。」
「・・・」





パンクハザードへ向かう前日。
船番以外の船員はすでに寝静まった深夜、ローの部屋をペンギンが訪ね
神妙な面持ちで見詰めている。

まだ起きていたローはペンギンに文句を言うこともなく部屋に招き入れた。
普段から言葉数の少ない男だが今は更に押し黙り、しかし何か言いたそうに
している。

「船長・・・本当に一人で行くんですか?」

やっと口を開いたかと思えば決定事項に不満を言われローは眉間にシワを寄せる。
数時間前に船員みんなでローの無事を願って祝杯を挙げたのに。

「自分も!」
「ダメだ。」

自分を信じろと言われてペンギンがそれ以上強く出れないのは解っている。



「船長・・・」
「・・・?」

突然ペンギンがぐっとローに踏み込みベッドに押し倒された。

「・・・ペンギン・・・何のつもりだ?」
「船長が居ない間の分、船長を補給させて下さい。」

至って真剣な表情でペンギンはローの上に馬乗りになると帽子を床に放り、つなぎの
前を寛げてすでに臨戦態勢だ。


ローは大きくため息を突くとペンギンの肩に手を回し不敵な笑みを見せる。

「・・・しょうが無いヤツだな。」
「船長・・・」
「来いよ。」



ローの許可と同時にペンギンの唇がローのソレに重なり、貪る様に激しく舌を絡める。



上着の裾から大きな手が侵入し布の下で素肌を楽しむ様になで回された。
ひんやりとした手に一瞬身を縮めるが、心地よくすぐに肌に馴染んでいく。

一気に服を脱がされるとすでにツンと起立した乳首が震え、存在を主張する。

「可愛いですね、船長。」
「・・・うるせェ・・・」

ローの額から頬へ、首筋へと啄む様なキスを振らせて移動し耳元で囁く。
時折強く吸って緋色の痕を残すと徐々に下へと移動し乳首を口に食んだ。
ビクッとローが身を縮めて逃れようとするのを腰を引き寄せられ封じられ、
さらに舌で乳首を弄ばれる。舌先で転がし唾液を絡める様に舐られると
背をしならせて震える。

「・・・しつ・・こい・・・」
「乳首だけでこんなになっているのに?」
「・・・んっ・・・やめ・・・」

ズボン越しに下半身をゆるく撫でられる。
すでにソコはズボンを押し上げペンギンの愛撫に体が反応していることを示していた。

「船長、乳首だけでイケるんじゃないですか?」
「・・・ちがっ・・・」
「ああ、そうだ。帰ってきたら試させて下さいね。」
「・・・馬鹿野郎」

めずらしく真っ赤になって照れるローにペンギンは満足そうに笑うと、今度はズボンに手を掛け
脱がせ全裸にされる。ローに馬乗りになったままペンギンも上着を脱ぎ捨てた。

普段のつなぎでは分かり難い均整の取れた筋肉質な体。

ローは思わず息を呑む。

“相変わらず、無駄に良い体しやがって・・・”

ペンギンの雄の色気に当てられたのかローは彼を引き寄せ自ら唇を重ねた。

「どうしたんですか?船長。」
「・・・良いから、さっさとヤれ・・・」

苦笑しながらペンギンはローの足を大きく開くと中心で存在を増して反り返るペニスに触れる。

「・・んっ・・あ・・」

クチュクチュと音を立てて扱かれ嬌声が漏れる。

「もう先走りでドロドロですね?」

先端から先走りが溢れてペンギンの指を伝い後穴まで濡らしていく。
ペニスを扱いたまま亀頭に舌を這わせ、先端を嬲られてガクガクと腰が揺れた。

「ひぁっ・・・あっあっ・・・」

目の前で火花が散った様に視界がスパークする。

さらに唾液で湿らせた指をアナルにゆっくりと差し入れられた。

「やぁああぁ・・・ペン・・ギ・・・・」
「船長のココ、俺の指をしゃぶって喜んでますよ。」
「あぅ・・んっ・・・ぃやだ・・・」

指を付け根まで埋め込むと内壁を押し上げる様に抉る。同時に刺激され訳が分からなくなる。
この男が自分に対し決して痛みが伴う様な事をしないが強すぎる快楽は逆に辛い。

“こいつのはある種の拷問だな・・・”


前立腺を抉り内壁を掻き回されアナルがヒクつく。
指を増やされじっくりと解されるとムズムズと物足りなさに体が疼く。

「船長、こっちへ。」

体を起こされ、座ったペンギンの膝の上に乗せられた。
対面でゆっくり腰を落とされるとローはペンギンにしがみつき、アナルに押し入る圧迫感と内壁を
抉る快楽に悶える。

「あっ・・・あぁ・・」
「キュウキュウ締め付けて・・・気持ち良いですか?」
「やっ・・・あぁ・・・あっあっあっ・・・」

下から突き上げられ、最奥まで埋め込まれて揺すられ快感に翻弄される。

「船長、俺の・・・」
「もう・・・イっ・・・」

強く抱きしめられローの中に熱い精が勢いよく放たれる。
同時にローも絶頂し二人の腹を白濁した体液が汚した。















恥ずかしくなるほど優しく、でも体は激しく求められローは何度目かの絶頂と共に
意識を手放した。


目が覚めた時すでに体はきれいに後始末がされペンギンの腕の中に抱かれていた。

「大丈夫ですか?船長。」
「・・・お前、少しは加減しろ・・・」
「しばらく船長に会えないんですから、その分しっかり船長を俺で満たさないと。」
「・・・追いかけて来かねないヤツだな・・・」
「船長の無事を祈っています。」

ニッコリと満面の笑みだけ見せるとローの髪をかき上げ額にキスをした。

「・・・ああ。」
「気をつけて。」

ローはそのままペンギンの腕の中で再びまぶたを閉じた。









END








久しぶりのペンロでべったべたにベタなネタにしてみました(笑)
ペンギンはロー激愛で盲目です。
でもHは真綿で包むS系で。

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